アトピー 治療

アトピー治療薬の種類と効果

アトピーを皮膚科などの病院で治療する場合、投薬治療が中心となります。

 

ひと言に治療薬といってもその種類はさまざまで、大きくわけると外用薬、内服薬、保湿剤の3種類に分類されます。
アトピー治療では、患者さんひとりひとりの症状や体質に合わせて、これら3種類の薬から適切なものを2〜3種類処方します。

 

もちろん、アトピー完治のためには、治療薬に頼るだけでなく、日々の生活習慣を見直すことも大切です。
以下では、アトピー治療薬の効果・効能をタイプ別に紹介します。

 

外用薬

 

いわゆる塗り薬のことです。アトピー症状が出ている部分に薬剤を直接塗って使用します。
外用薬には以下2つのタイプがあります。

 

ステロイド外用薬

 

アトピー治療の代表的な薬のひとつです。免疫反応を抑えるはたらきがあり、免疫異常によるアレルギー症状を軽減させる効果があります。
ステロイド外用薬は効果の強さによって5段階にわかれており、症状の度合いによって処方される薬も変化します。
非常に強力な薬なので、アトピー症状をすみやかに鎮めることができますが、ステロイド外用薬を長期使用すると皮膚の萎縮や毛細血管拡張などの副作用が現れる可能性があるため、「ステロイド外用薬は怖い」というイメージが定着しています。

ただ、副作用を心配して使用を中止したり、用量を抑えたりすると、かえってアトピー症状を長引かせたり、悪化させる原因になるので、必ずかかりつけの医師の指示に従うようにしましょう。

 

免疫抑制外用薬

 

その名の通り、免疫反応を抑える薬のことです。
基本的にアトピー治療にはステロイド外用薬が処方されますが、ステロイドの長期使用による副作用が心配される場合や、ステロイドで思ったような効果が得られなかった場合などは免疫抑制外用薬が用いられることがあります。
また、ステロイドの使用でアトピーの炎症が落ち着いた後に処方される場合もあります。

 

内服薬

 

水やぬるま湯などと一緒に飲んで摂取する薬のことです。
直接体内に成分を取り込むので、外用薬よりも効果が高く、アトピー治療への即効性が期待できます。
内服薬のタイプは大きく分けて3つに分類されます。

 

抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬

 

かゆみを引き起こすヒスタミンやアレルギー反応を抑える薬です。
アトピーには強いかゆみをともなうケースが多いので、かゆみ止めや皮膚症状の悪化予防として用いられます。

 

ステロイド内服薬

 

ステロイド外用薬だけでは症状を抑えきれない場合、より強力に免疫反応を抑えるため、内服薬が処方されることがあります。

外用薬よりさらに効果が強いため、医師から指示された用法・用量を必ず守って服用する必要があります。

また、ステロイド内服薬は基本的に一定期間のみ処方されるもので、長期服用はあまり好ましくないとされています。

 

免疫抑制の内服薬

 

上記に挙げた治療で十分な効果が得られない場合に処方される内服薬です。
強い炎症をしずめる作用がありますが、効果が強いため、内服できるのは16歳以上の患者さんのみに制限されています。
また、服用期間にも制限があり、最大3ヶ月まで内服することが可能です。
もし3ヶ月を超えて使用する場合は、間に一度休養期間をもうける必要があります。

 

保湿剤

 

肌に適度なうるおいを与え、乾燥を予防する薬剤です。

アトピーの人は肌が乾燥しやすく、外部からの刺激を受けやすい傾向にあるため、こまめに保湿剤を使用し、つねに肌にうるおいをキープしておく必要があります。

保湿剤のタイプにはクリームやローション、軟膏などさまざまあり、それぞれ保湿効果や使用感が異なるので、医師と相談して自分に合った保湿剤を選ぶとよいでしょう。

 


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